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お勧めの書籍

岡根谷実里さんの世界の台所探検|旅好きにお勧めのレシピ付きエッセイ本

世界の台所探検

こんにちは、ひらつかスパイス農園のまりです。

皆さんは読書はお好きですか?今は電子書籍で読む方も多いのでしょうけど、私は断然アナログの紙派です。なにせ昭和生まれですから。

毎回のように相方に、kindle版の方が安いしすぐに見られるよー!と言われても紙の本を求めてしまいます。田舎では書店がないので最近はほとんどネットで買いますが、書店があれば実際にゆっくりと本を眺めながら買いたいです。

最近はスパイス関係やレシピ本、旅のエッセイ本を読むことが多いのですが、その全部がギュッと詰まった素敵な本の出会いました。それも世界の家庭料理のレシピ付き。

読んでいると海外に行きたくなるし料理は作りたくなるし、大変な本です。笑。

世界の台所探検

最近読んでとても面白かった本「世界の台所探検」です。

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著者である岡根谷実里さんは、60以上の国、地域を訪問して世界各地の台所を訪れて地元の家族と一緒に料理をし、料理を通して見える暮らしや社会の様子を発信しています

60ヵ国以上!うらやましい!

この本では、岡根谷さんが世界中の台所にお邪魔して一緒に作る料理にまつわるストーリーが書いてあります。

実はこの本を購入する前から岡根谷さんとは知り合いで、彼女の台所探検をもっと詳しく知りたいと思っていました。

本の内容の紹介の前に、著者の岡根谷実里さんについて簡単にご紹介しますね!

著者:岡根谷実里さんとの出会い

私が岡根谷さんと知り合ったのは、実は岡根谷さんから私に連絡来たのがきっかけです。

岡根谷さんが『世界はほしいモノにあふれている』というNHKの番組に出演する際に、私が作っているスパイスアクセサリーをつけて出演したいので購入できますか?という連絡でした。

急いで発送すると番組の収録に間に合ったようで、岡根谷さんが出演した放送を見ると、嬉しいことにちゃんとカレースパイスのピアスをつけてくださっていました。小顔でチャーミングなお顔に赤いカレースパイスのピアスがよく似合っていて嬉しくなったのを覚えています。

テレビで世界の台所に飛び込んでいく岡根谷さんはとてもフレンドリーですぐに現地の方々と溶け込んでいるように見えました。スパイスアクセサリーご購入時のメールのやり取りもとても丁寧で素敵な方だなあという印象です。

その後もスパイスアクセサリーをまた欲しいとご連絡を下さり、インスタでちょこちょこやりとりをするようになりました。

本を読んだ感想

世界の台所探検

本を読んでみると、いろんな国の台所に潜入して料理の出来上がっていく様子、家族が料理する雰囲気、その国ならではの家庭料理の歴史や思い出など料理にまつわるあれこれがとても読みやすく書いてあります。そして、そのあとにレシピが載っているとつい作りたくなってしまいます。

私も旅をした国も何か国か載っていて、現地で食べて作りたいと思っていたけど作り方が分からない料理のレシピが載っていたのもありました。

共感する部分も多くて、例えば”コソボではホームステイ先にヒッチハイクして、人の電話を借りた”の件は私もラダックのザンスカール地方でホームステイした時に全く同じことをしたので、ものすごく共感しました。

Mari
Mari
最初にレシピだけ拾い読みした時はこういう料理もあるのか、ふむふむ…という感じだったのに、前のストーリーを読むと作りたくなってウズウズ。ほとんどがスパイスを使っているレシピで作りたい料理リストが一気に増えました。

著者である岡根谷さんが世界を旅し、その土地土地の物語と一緒に料理を紹介してくれているのがとても勉強になり、実際にその地に行って食べてみたいと思わされます。

世界の台所探検に載っていたレシピで実際に作ったお料理

本に載っていたレシピで作った料理です。異国の料理はスパイスや食材の使い方が面白くて同じ食材を使っていても新しい味に変化するのが大好き。

イスラエルのモロッカンフィッシュ

この日の為にパクチーを育てていたと言っても過言ではありません。

岡根谷さんの本に載っていたモロッカンフィッシュ

レシピの一文に「パクチーをお布団のようにかぶせる」とあり、お、お布団!?…とすごく気になっていた料理。

いざ、大量のパクチーを収穫し、お布団をイメージしながら鱈にかぶせてあげました。

そして、お鍋を開けてみるとクッタリとして見慣れないパクチー君が!大丈夫か!

…と心配しましたが、御無用でした。パクチーの香りが全ての食材に染みわたっていて、パクチー好きとしてはたまらない。パクチー布団すごし。

いつも作るタジン鍋に似てるなと思いましたが、パクチーを使う事によってまた一味違ったお料理になっていました。

岡根谷さんのレシピでは赤パプリカを使っていましたが、私は畑に大量にあるスナップエンドウ。パプリカパウダーなかったので、ターメリックに置き換えさせて頂きました。

アレンジしたレシピ覚書

①フライパンにスナップエンドウと人参輪切り、真鱈の順に乗せて、みじん切りしたにんにく乗せて、パクチーお布団を被せてあげる
②ターメリック、塩、オリーブオイル、水ちょっとを混ぜてかけて火にかける
③沸騰したら、弱火にして10分人参が柔らかくなったら完成

煮汁がうんまい。
パクチーを加熱するとおいしいんですね。仙台名物のセリ鍋を思い出しました。

 

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のちに、岡根谷さんにパクチーの根を出汁として使う地域があると聞いて、深く納得したのでした。

ヨルダンのモロヘイヤ

畑に2本あるモロヘイヤ。私は大好きなのですが、男性陣と子どもたちに人気がないせいか食卓にあまり登りません。

それでもぐんぐん伸びてたくさん葉っぱを付けているのを見て、いつかモロヘイヤスープを作ったろと思っていました。

以前、エジプトで食べたモロヘイヤスープを思い出して作ったのですが、……?な出来だったので、今回は岡根谷さんのヨルダン流のレシピを参考に作りました。

モロヘイヤ煮込み過ぎて色があせてしまいましたが、にんにくが効いているスープでご飯が進みます。スパイスの効いた付け合せの鶏肉も◎ 因みに思いつきで栗の発酵玄米を炊いてみたら栗の甘さでとても美味しい。

 

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スーダンのバミヤ

オクラを使った料理です。

我が家はオクラも畑で育てているのですが、主な食べ方は刻んで鰹節と醤油と混ぜて食べるというワンパターン。

初めてトマトで煮込んだのですが、美味しい!

丸のまんま煮込むので、シチューそのものはネバネバしないし 、牛肉とトマトの旨味を吸ったオクラは柔らかくていつも食べているのとは全然別物。粗挽きにした自家製コリアンダーも合う。

 

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まとめ

岡根谷実里さんの「世界の台所探検」は、異国料理やスパイス料理が大好きな私にとってドンピシャの本でした。

「ひらつかスパイス農園」でご紹介しているレシピや記事に共感を持っていただける読者様には特におすすめの本だと思いますので、ぜひ読んで世界の料理を一緒に作って楽しみましょう~。