我が家では年に数回、大葉(青じそ)の取れる夏の間だけおばあちゃんが作ってくれる最高のご飯のお供があります。
それが「しそ味噌巻き」(通称:しそ味噌、大葉味噌)です。
甘じょっぱい味付けで、お味噌の香りと紫蘇の風味がマッチして、これと白飯さえあれば朝ごはんはもう十分。
大量に作って冷凍保存し、少しずつ消費する我が家の最強の保存食&ご飯のお供なのです。
本記事では、私がおばあちゃんに伝授してもらったしそ味噌の作り方を、誰でも同じように作れるようにレシピとして記載したいと思います。
東北の定番の味|おばあちゃんにしか作れないご飯のお供
しそ味噌(しそ巻き)は、私たちの住む宮城県以外にも、隣県の岩手県や福島県などでもよく食べられている定番のおかず。
我が家のおばあちゃんが作る昔ながらのしそ味噌巻きは、東北特有の「クルミ」と「小麦粉」と「ごま」を味噌に混ぜて、食感を少し硬くしてあるのが特徴です。
味付けも家庭によって様々で、ご飯やお酒のお供にするために少し甘辛くしたものや、お子さんが食べることを想定して辛さを押さえて作ることもあります。
私が東京に住んで自炊していた時も冷凍のしそ味噌を送ってもらっていましたし、私の夫も大好物で、家族全員が夏の時期になるとおばあちゃんのしそ味噌が田舎から届くのを楽しみにしていました。
本当にこのしそ味噌さえあればご飯が何杯でもいけるんです!
大葉はほぼ1年を通してスーパーで購入することができますが、我が家にとっては夏の時期に家の畑の大葉を収穫しておばあちゃんが汗かきながら作る、そんな思い出の味なんです。
しそ味噌巻きの作り方【レシピ】
材料
材料 | 分量 |
味噌 | 300g |
小麦粉 | 200~300g |
ザラメ | 300g |
白ごま | 60g |
お酒 | 100ml |
クルミ | 60~100g |
青紫蘇(大葉) | 100枚 |
チリパウダー | 少々 |
※小麦粉は適度な硬さになるように調整しながら入れます
※クルミは沢山入れた方が美味しいので、今回は100g入れました
一番のポイントは、味噌の硬さのコントロールです。
後述するレシピの工程でもポイントとして記載していますが、お味噌が柔らかすぎると大葉で巻く作業が大変になるので、小麦粉の量で硬さをコントロールします。
基本のレシピの分量は、味噌、砂糖(ザラメ)、小麦粉の比率は1:1:1なのですが、小麦粉の量は様子を見ながら調節します。
各家庭で使っている味噌の種類や気候によって味噌の柔らかさが変化するので、レシピの小麦粉の量は幅を持たせています。
少しずつ小麦粉を加えながら硬さを調節する必要があるので、少し多め(250~300g位)に用意しておくと良いでしょう。
作り方
1.シソの葉を洗い、水気を切り陰干ししておく。クルミはミキサーで細かくしておく
2.フライパンに酒、ザラメを入れて火をつけ、ザラメが溶けたら味噌を入れて強火でかき混ぜる
3.火を止めてフライパンにクルミ、いりごま、チリパウダーを入れてかき混ぜる
4.小麦粉をふるいにかけながら、だまにならないように少しずつ入れよくかき混ぜる
混ぜにくいと感じるくらいある程度しっかりした硬さにした方が、シソで巻くときに作業がしやすいです。冷やしてから包丁で棒状に切る時に、味噌がゆるすぎるとべたべたになって大変なので、味噌の硬さがいい塩梅になるように混ぜながら小麦粉の量を調整しましょう。
5.かき混ぜた跡が残り、ヘラですくい上げた時にボテッと落ちるくらいの硬さになったら、ラップを敷いたバットにうつして平らにならし、冷蔵庫で一晩寝かせる
6.翌日、冷えた味噌を棒状に切り分け、シソで巻く。味噌がべたつく場合はクッキングペーパーを敷く
シソで巻くときに、味噌はしその裏にのせて巻くことでキレイな表面が外側に来ます。
シソは開いて広げておいて、味噌を包丁で切りながら、包丁にくっついた味噌をそのままシソにのせるとスムーズです
7.3つを1本の爪楊枝に刺してまとめる
爪楊枝で刺す時は、シソの巻き終わりの先端を刺すとキレイに留めることができます
8.フライパンにサラダ油をたっぷり入れ、180℃で両面20秒ずつ揚げたら完成
しそ味噌巻きの保存方法と保存期間
我が家では一度に大量に作って冷凍保存をし、食べる分だけ冷蔵庫にうつして消費します。
保存期間は、冷蔵保存であれば1週間~10日は持ちますし、冷凍保存であれば1~2か月は余裕で保管することができます。
食べるときはレンジで温めてもいいですし、常温解凍すれば1時間程度で食べられるようになります。
全行程は中々手間のかかる作業ですので、一度にたくさん作って冷凍してしまえば、しばらくの間はご飯のおかずには困りませんね!
まとめ
我が家の定番の味でもあり、おばあちゃんの味でもある「しそ味噌巻き」のレシピと作り方のポイントについてまとめました。
これさえあれば本当にご飯のおかずに困らないですし、保存も長期間効くので一度作っておくととても助かります。
私が育児をしながら夫のお弁当を作っていた時も、このしそ味噌を1つ入れておけば夫は喜ぶし、ご飯のおかずとしてしばらく活躍してもらいました。
手間はかかりますが安価に大量に作れる「しそ味噌巻き」、是非一度作ってみてくださいね!
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