ひらつか農園の栽培記録

カラフルなトウモロコシ「グラスジェムコーン(レインボーコーン)」栽培|種の購入から収穫までの育て方

グラスジェムコーン

こんにちは、マリです!

家では息子たちの大好物のトウモロコシを毎年父が育ててくれているのでが、私はカラフルな品種「グラスジェムコーン(レインボーコーン)」の栽培に挑戦してみました。

自宅の畑で栽培し、無事収穫することができたのでその過程をご紹介します。

グラスジェムコーン(レインボーコーン)とは?

グラスジェムコーン
グラスジェムコーン(Glass Gem Corn)は、一般的な黄色一色もしくは黄色と白の粒が混じったトウモロコシとは違い、一粒一粒に色が入ったカラフルなトウモロコシの品種です。

私が種子を購入した「マルシェ青空」さんでは「レインボーコーン(※マルシェ青空さんの商標)」という名前で販売されていますが、基本的には同じ品種です。

グラスジェムコーン(レインボーコーン)は遺伝子組み換え?

これだけ鮮やかな色をしていると遺伝子組み換えで作られたのではないか?と疑う人もいるかもしれませんが、正真正銘「品種改良を繰り返して作られたトウモロコシ」です。

こちらの記事「This multi-colored corn is real and there’s a fantastic story behind it」を見ていただければわかるのですが、オクラホマ州のカール・バーンズさんという一人の男性がネイティブアメリカンの祖先の古いトウモロコシの品種を改良して作り出したものです。

カールさんは様々な色のコーンの種子を改良しながら、全国で知り合った農家と古代品種のトウモロコシの種子の交換などをするようになります。

その後、カールさんは2016年に亡くなりますが、1994年にカールさんに会った農家のグレッグ・ショーンさんが種子と製法を引き継いでいて、カールさんと交流を続けながら彼も独自に栽培を続けます。

その後、グレッグさんが色とりどりのグラスジェムコーンの生産に成功し、2012年にFacebookに投稿された画像で一躍注目を浴びるようになりました。

Mari
Mari
すごい長い歴史があって、アメリカの農家さんが品種改良を続けてこんなにきれいなトウモロコシの品種を作り上げたんですね!

グラスジェムコーン(レインボーコーン)栽培過程

種子の購入

 

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種子の購入は先ほど紹介した「マルシェ青空」さん。

楽天をよく使っている方や、同じ値段でたくさん種子が欲しい方は下の商品でも良いと思います。

土作り~種まき【2019/5/9】

グラスジェムコーン栽培
グラスジェムコーンの種まきの適期は「3~7月」で発芽適温は「15℃以上(30℃くらいまで)」となっています。

私の住む地域は4月に入っても少し寒い日があるので、種まきは5月に入ってからにしました。

大切なポイントは発芽適温をキープできるかどうかなので、何月に蒔くかよりも、お住まいの地域の気温によって調節してくださいね。

また、使った種まき用土は「さし芽種まきの土」で、これに少し畑の土を混ぜました。

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ある程度成長したら定植する目的でポットに2粒ずつ種をまいて発芽を待ちます。

発芽【2019/5/17】

レインボーコーン発芽
種まきから約1週間で発芽を確認!

種まきをした時期と気温によっては発芽までの期間は前後することもあると思いますが、比較的暖かい時期に種をまいて1週間は思ったよりも時間がかかった印象です。

発芽するまでは、晴天が続いた時は土が完全に乾燥しないように、日中の暑い時間を避けて水やりをしました。

ポットやプランターで発芽させる場合は、土の量が少なく乾燥するのが早いので場合によっては毎日の水やりが必要になることもあります。

発芽から11日【2019/5/28】

レインボーコーンの苗
発芽したのを見かけてから11日、ほぼほぼ発芽した苗は出そろった感じで、この時点で芽が出ていないのは発芽しなかったのでしょう。

発芽率は80~85%ほどで、思っていたよりは良かったように思います。

畑に地植え(定植)【2019/6/5】

定植
種まきから1カ月弱で畑に定植できるくらいまで大きくなってくれました。

家の畑は粘土質なのですが、トウモロコシは比較的土を選ばないと言われているので、ちょっと不安になりながらも父がサツマイモを植えている畝の並びに植えることにしました。

トウモロコシの苗
苗をポットから出すと、ポットの底網にがっつり根が絡んでいて外すのが一苦労。

あまり根を傷めないように外してから土の中に埋めました。

トウモロコシの苗
しっかり土寄せをします。

初めから畑に種まきをする場合なんかはマルチをしても良かったのですが、今回は初めてこの場所にトウモロコシを植えてみるという事で、実験的にマルチをせずに育てました。

トウモロコシの苗
中にはこの写真のようにポットから2つ~3つの苗が出ているものもあったのですが、もう少し成長してから一番順調に育っているものを残して間引きするので、この段階では株を分けずにそのまま植え付けしてしまいます。

定植する時の株間は30cm程度あけるようにしましょう!

定植から1か月【2019/7/3】

グラスジェムコーンの苗
定植から一か月、、間引きするつもりがタイミングを逃してこのサイズまで生長してしまい「まぁ、良いか、このままで」とおおらかに管理をしてしまいました。

粘土質の土壌のせいで定植してからの1か月間で、大雨の後に畑の上であぶれた水が川のようになって流れて、畑の下の方に植えていたトウモロコシの苗が何本か流されたり折れたりしてしまいました。ガーン!

折れた苗
植え付け前にトラクターで一度耕うんしてあるんですが、雨が降ると土が固まりどうしてもカチコチの土になってしまいます。

このまま無事成長してくれるといいんですけど。

タヌキ対策(アニマルフェンス設置)【2019/7/21】

アニマルフェンス
写真の端々から田舎に住んでいるというのがわかると思うのですが、我が家の周囲にはタヌキが生息していて、トウモロコシがちょうど実るころになると畑に来てトウモロコシを食い散らかしていきます。

下の写真は、去年の我が家の畑で育てたスイートコーン。

折れた苗
網を張っていたのですが地面を掘って潜り込んで、次々にトウモロコシを倒して食い荒らしていきました。

タヌキはアライグマのように手先が器用ではなく、ハクビシンよりも体が重たいので、トウモロコシの苗は上の写真のようになぎ倒され、皮ごと食い荒らされるのが特徴なんですね。

大事に育てたグラスジェムコーンを食べられないように、今年はアニマルフェンスをしっかりと土中に埋め込んでフェンスの下から潜り込めないように対策をしました。

収穫直前【2019/8/12】

収穫直前
定植から2か月経過し、もう少しで収穫できるかなーというところまで来ました。

写真を見てもらえると分かるかもしれませんが、このグラスジェムコーンは一般的なトウモロコシ(スイートコーン等)に比べて1.5倍~2倍くらい(約3m)の草丈になります。

このコーンはカラフルで珍しいからか「ベランダしかスペースがないんですがプランター栽培できますか?」のような質問を見かけるんですが、どう考えても不可能ですよね!

ヒゲが黒く枯れてきたら収穫時なんですが、この時点で1つ実を取ってみると色づきの兆候は見れたんですが、まだもう少し早いようでした。

レインボーコーン
もう一息!!

収穫【2019/8/26】

グラスジェムコーン収穫
8月の末になり、ようやく色がしっかりと入ったグラスジェムコーンを収穫することができました!最後の一枚を剥くまで色は分からないので、きれいな色の実を見た時はに感動しました。

5月の頭に種まきをしたので、約3か月半での収穫になりますが、今年はタヌキ被害にも合うことなく収穫までこぎつけることができて本当に良かったです。

グラスジェムコーン(レインボーコーン)の味は?

グラスジェムコーン
このグラスジェムコーンは、普段茹でたり焼いたりして食べるトウモロコシとは違って、フリントコーンという主にポップコーンなどにして食べられる品種で、茹でて食べても硬くてあまり美味しくありません

ポップコーンにしてしまうとせっかくのこのカラフルな色合いは消えて、普通の白いポップコーンになってしまうので、食用にするには少々もったいない気もしますね。

茹でてサラダのトッピングなどにすると色も楽しめていいのですが、ドライにして飾りとして使うのも面白いと思います。

まとめ

本記事では種からグラスジェムコーン(レインボーコーン)を栽培する過程と各工程のポイントについてご紹介いたしました。

グラスジェムコーンだからと言って特別な栽培方法が必要なわけではなく、一般的なトウモロコシと栽培のポイントや工程は一緒です。

違いは草丈がかなり高く伸びることと、発色するためには十分に成熟させる必要がある点くらいです。

栽培難易度はそこまで高くないので、栽培スペースが確保できる方は是非育ててみてはいかがでしょうか!?