スパイス体験記

ラダックに行くベストシーズンは8月!その理由は「アプリコット」

ラダック アプリコット

ラダックへ行くなら、8月がいい。絶対にいい。

なぜなら、アプリコット(あんず)の収穫期だからです。

日本でアプリコット自体あまり見かけないし、スーパーでも売っているの見たことがありません。

ラダックはアプリコットの生産が盛んで、お土産屋さんにはアプリコットジャムやドライアプリコット、アプリコットオイルなどが並んでいます。

このアプリコットが今まで食べたことがないくらい美味しかったんです。

私が実際に7月18日から8月29日までラダックに滞在してた時の体験を交えて、ラダックでのアプリコットの話をご紹介します。

アプリコットの収穫をするならここ、ダー(Dah)

アプリコットはラダックの色々なところで栽培されていて、私はダーサスポルアルチカルギルなどでアプリコットの収穫などをお手伝いしましたが、その中でも一番アプリコットを食べまくったのは、『ダー』という場所です。

カルギル
カルギル
※カルギルの市街地から出て散歩していたら、アプリコットがたくさんある村に迷い着いて、子どもたちがたくさんアプリコットを採ってくれた。

カルギル
※カルギル近くのアプリコットをくれた子どもたち。皆はしゃいでて可愛かった~。

アルチ
※アルチのゲストハウスではアプリコットオイルを手作りで作っていました。左のネパールから働きに来てた兄ちゃんが計量もぜずにサッと作ってくれたアプリコットパンケーキがとてもおいしかった!

ダーは他のラダックの地域よりも標高が低いため、野菜や果物がたくさん採れます。

村の至るところにアプリコットツリーがあるんです。

滞在していたスキャババゲストハウスという村の入口にある宿では、獲れたてのアプリコットたっぷりのアプリコットパイを作ってくれたのですが、これが絶品。

アプリコットを半分に切って、パイシートの上に隙間なくアプリコットを置いてバターをたっぷりとかけて焼いたもの。

砂糖なしですが、アプリコットが甘くてめちゃくちゃ美味しい。

宿のお客はフランス人男性と私だけだったので、ほぼ私が頂きました。いやー、また食べたい。

ここではアプリコットのジャム作りのお手伝いもさせてもらいました。

アプリコットジャム
外にガス管を運んできて、ブドウの葉っぱを這わせて日除けにしている庭で作ります。

スキャババゲストハウス
アプリコットジャム
※水は入れずにアプリコットと砂糖を手で混ぜるとアプリコットから水分が出てきてジュースのようになります。これをひたすらじっくりと煮詰める。

アプリコットジャム作り
手に付いたジャムを舐めた時の甘かったこと!

フランス人と宿のオーナーがジャム用に収穫してきたアプリコットを食べたら甘くてまるで桃のような味がしました。

ジャムにするのがもったいないくらい美味しい獲れたてのアプリコットを使うのですから、絶対に美味しいジャムが出来ます。

くまのプーさんばりに手を舐めてしまいました。

作りたてのアプリコットジャムとバターを焼き立てのパンに乗せて、温かいチャイと一緒にテラスで頂く朝食。もう最高ですl

アプリコットジャム
お手伝いしたアプリコットジャムを二瓶買って、日本に持ち帰り大事に大事に食べていました。

もちろん、収穫のお手伝いも。宿のオーナーの妹さんと一緒に畑に行き木に登って棒で叩きアプリコットを落とすという、かなり原始的な方法でした。

アプリコット収穫
アプリコット収穫
こんな感じでアプリコットを食べまくっていたので、カタツムリが人参を食べた時オレンジ色の糞をするのと同じ状況になりました。

いや、もう本当に美味しいです。種類が何種類かあって、桃のような味や、ちょっと酸っぱいものなど木によって様々な味が楽しめます。

アプリコットを満喫したいなら私はダーをお勧めします。

ダーってどんな場所?

アプリコット以外にダーってどんなところ?というと
標高が低いために、ラダックの他の地域と違って緑が多くホッとします。

日本にいると周りに緑があることが普通なので、気が付かなかったのですが、
ラダックの茶色の岩肌ばかり見ていると、緑が非常に恋しくなっていることに気が付きました。

スキャババゲストハウス
※ゲストハウスの背後には岩山が迫ります。この岩山の上は丘になっていてそこにもアプリコット畑が広がっていました。

スキャババゲストハウス
※スキャババゲストハウスの部屋。ブドウの葉っぱで日陰になっていて涼しい。

アプリコット日干し
※ここが部屋の前のバルコニー。夜、このバルコニーにシュラフを引っ張り出して寝転がると、数えきれないくらいの流れ星が見えました。

夜に外に寝っ転がれるのも、標高が低くて暖かいダーならでは。
暗闇の中、干しているアプリコットの甘い香りがして、なんとも不思議な夜でした。

つまみ食いした半干しのアプリコットが天日に干されてほんのりと温かくとてもとても美味しかったです。

レーからダーへの行き方

ラダックの中心地レーから9時出発のローカルバスに乗り、3時半にダーに着きます。
バスで6時間ちょっと。そんなに遠くないし、道も悪くありません。

途中からはインダス川沿いの道路を走っていくので、なかなか迫力のある旅でした。

インダス川
花の民ドクパ」という民族がすんでおり、運が良ければ頭の上に花を飾っている人に出会えるかもしれません。

ドクパ
村自体はとても小さくて食堂などないので、基本はゲストハウスで食事を作ってもらうことになると思います。

私は2泊しましたが、特に観光する場所はない小さな村なのでゲストハウスでチャイを飲んだり、村を散歩したりのんびりと過ごすのがお勧めです。

食べたアプリコットの種を植えたら発芽!

ラダックで食べたアプリコットの種を日本で植えたところ、10月に種を植えたのに全然芽が出なくて、ダメかなと諦めて捨てようかと思っていた時ふと見ると目が出ているではありませんか!

発芽したのは4月だったのでなんと6ヵ月後に発芽しました。

小さい鉢のなかでどんどん育って、窮屈そうになっていたので実家の畑に地植えしました。

畑に移されて伸び伸びと今はこんな感じに、大きなものは背丈2mくらいになりました。


まだ花は咲きませんが、いつか美味しいアプリコットの実がなることを期待しています。

花もきれいで美味しい実がなるので、育ててみたい方は苗木からチャレンジもいいですね。

食べておきたいアプリコット料理

最期に私がラダックで食べたアプリコット料理で美味しかったもの勝手にベスト4

  1. ダーの宿で食べたアプリコットパイ
  2. ダーで作ったアプリコットジャム
  3. アルチの宿で作ってくれたアプリコットパンケーキ
  4. レーのゾムサ(Dzomsa)というお店で飲んだアプリコットラッシー(たぶん10ルピーだった。日本円で30円くらい)

1~3は運しだいですが、4のアプリコットラッシーはアプリコットの時期に行けば飲むことが出来るのでぜひ立ち寄ってみてください。

ラダックのアプリコットは日本ではなかなか手に入りませんが、私が働いていたエヌハーベストではフンザのドライアプリコットを売っていて味がラダックのものと似ていました。

ラダックとフンザは気候が似ているからでしょうか。

ちなみにこのパッケージの絵はエヌハーベストの代表の鈴木が自分で描いたものです。なんでも自分でやってしまう鈴木さんらしてくて、悩みながら書いていたこの絵も大好きです。

まとめ

もし、ラダックに行こうかなと考えていて時期を迷っている人がいたら、私は絶対7月~8月をお勧めします。

アプリコットの花が咲く春は桃源郷と呼ばれるほど美しいそうですが、花より団子。

いや、今度行くときは花が咲く時期にもぜひ行ってみたいですが。

アプリコットの時期に行ったら、ぜひ収穫体験などでアプリコットを食べてみてください。

ラダックの方はとても気さくなので、ホームステイなどで頼めば出来る可能性はとても高いと思いますよ。