こんにちは!ひらつかスパイス農園のまりです。
我が家では栽培できるスパイスは自分で育てて収穫し、スパイスとして使うのはもちろんのこと苗木を増やして販売していこうと計画しています。
その中で前から挑戦したかった「胡椒(コショウ)」の苗木を、夫の知り合い経由で入手することができたので栽培に挑戦してみることにしました。
苗木を譲ってくださった方からはフレッシュ&塩漬けのブラックペッパーシードもあわせて送っていただいたのですが、様々な料理に使えてものすごく美味しかったので是非自分でも収穫してみたい!
本記事では、そんな胡椒の栽培経過を記録として残していきます。
Contents
胡椒(コショウ)の苗木の種類と入手方法|販売・購入先について
胡椒の苗木の購入方法・販売されている季節
胡椒の栽培を始めるにあたって「苗木の入手」がはじめの一歩となりますが、熱帯の植物のために販売される時期がある程度限られています。
寒さに弱い植物なので冬季の販売はほぼ無く、暖かい季節になってからネット通販などで探すと良いと思います。
我が家で栽培する胡椒の苗木が大きくなって販売できる位になれば、私のネットショップなどで販売したいなと思っていますが、もう少し先の話になりそうです。
因みに苗木を譲ってくださった方は「種のタキイ」のネット通販で購入したそうです。
胡椒は種と苗木とどちらを購入した方が良いのか?
胡椒は種そのものをスパイスとして使うのですが、市販されているスパイスをまいても発芽はほとんど期待できません。
種子として販売しているサイトもありますが、我が家でも数年前に胡椒を種子から育てようと数種類購入して試しましたが発芽は”ゼロ”でした。この苗木を譲ってくださった方も同様に種子から発芽させることはできなったようです。
しかし、苗木から育てた胡椒の木になった果実が赤く熟して落ちたものは、こぼれ種で大量に発芽していると言っていたので「種子から栽培する場合は鮮度が命」なのだと思います。
特別なこだわりが無ければ苗から育てた方がいいと思います。
胡椒の品種|つる性・矮性
蔓性(つるせい)と矮性(わいせい)の違いについて
胡椒の苗木といってもいくつか種類があって、特に自宅で栽培する場合はその品種の特性をしっかりと調べた方が良いでしょう。
例えば、蔓性(つるせい)の胡椒は、成長すると伸びた葉茎が絡まり合いどんどんと広がっていき居住スペースを圧迫することがあります。
一方で、低木のように育つ矮性(わいせい)品種であれば、そんなに草丈が伸びずに成熟し果実をつけることができるので、もし室内で育てる予定なら矮性品種を選ぶことをお勧めします。
矮性(わいせい)の苗木を購入する時の注意点
矮性(わいせい)というのは、ドワーフタイプとも言ったりしますが、通常の品種に比べて小さく育つものを言います。
室内で栽培する場合に矮性の苗木の購入をおすすめしましたが、矮性の苗木を見つけたとしても注意した方が良いのが「矮性の実生株(みしょうかぶ)ではなく、矮性の挿し木株の方が良い(かもしれない)」という点です。
実生株というのは「種から育てた株」という意味なのですが、例え矮性の胡椒の木から採れた種子でも、その矮性遺伝子が必ずしも引き継がれるとは限らず普通に大きく育ってしまうことがあるそうなんです。
そのため、どうしても大きく育ちすぎては困る!という方は、種から育てた実生株ではなく、親木の遺伝子をそのまま引き継いだ挿し木株の方が好ましいかもしれません。
胡椒の木の育て方&栽培記録
2021年12月 胡椒の苗木が届く&栽培スタート
我が家に届いた胡椒の苗木は「取り木苗・挿し木苗・実生苗」の3種類です。
いずれの苗木も親は矮性苗。
実際に育てつつ、それぞれがどのように成長していくのかを比較できるという点でもバリエーションがあった方が面白いですよね。
葉をよく見てみると、白いつぶつぶの結晶のようなものがついていました。
苗木の送り主に聞いてみると、特に何か害があったりするわけではなく、逆に苗木の調子が良い時に葉に現れるそうです。ひとまず気にせず育てていこうと思います。
胡椒は寒さに弱いので暖かくなるまでは室内で管理し、水が好きな植物なので表土が乾いたら株元に水をあげ、1日1回は気が付いた時にマイクロスプレーボトルで葉水もあげるようにします。
マイクロスプレーボトルは葉水をあげるときに細かいミスト状に水が出て、床が水浸しになりにくいのでおすすめです♪
新芽が出てくる
寒い冬なのに室内で育てているためか新芽が出ていました。
みよみよさん@gPOUMmVS9F6NQnw から頂いた胡椒、挿し木と実生どちらからも新芽が出てきましたー🌱 嬉しい😄 pic.twitter.com/MpAT5ApJb4
— mari miura (@hiratsukaspice) January 11, 2022
花芽がつく
花芽のようなものがついています。
胡椒の花だって!わーい!😊 pic.twitter.com/NiIi0xqUg2
— mari miura (@hiratsukaspice) February 14, 2022
しかし、この数日後で花芽は黒ずんでポトッと落ちてしまいました。
胡椒の実がなるかな??と淡い期待をしていたので残念。
室内からビニールハウスへお引越し&植え替え
温かくなってきたので、ビニールハウスへ移動させて植え替えもしました。
実は黒胡椒の種も頂いて蒔いていたのですが、届いた時点ですこしカビが生えていたためか発芽はしませんでした。
黒胡椒の取り木、植え替え完了!下に赤玉と軽石の土、上にパーライト、ピートモス、籾殻くんたんを混ぜた土で保水性を出しました。根を崩さないように丁寧に相方さんがやってくれた🙌
黒胡椒の種を植えたのは未だ芽が出ず🌱早く芽を出せ胡椒の木〜🎶#黒胡椒栽培記録 pic.twitter.com/cuPOGU1PxP
— mari miura (@hiratsukaspice) June 1, 2022
ビニールハウス内が高温になっていたことがあり、胡椒が暑さにやられてしまいました。
今まで元気だったのに、大事にしてた胡椒の木たちが黒ずんだり、枯れたりして調子悪そう😢
胡椒って難しいんだなぁ。#ひらつかスパイス農園_スパイス栽培記録 pic.twitter.com/iJBiX4CPIj
— mari miura (@hiratsukaspice) August 5, 2022
なんとか生き残った3鉢は10月に入り寒くなってきたのでまた室内に取り込みます。
まとめ
胡椒はスパイスのといったら真っ先に名前が挙がるなくてはならないものですが、これが自宅で栽培・収穫ができたら最高ですよね!
我が家でも胡椒の実を収穫するだけでなく、挿し木で増やしたりして苗木の販売までできるようになれたらいいなと思っています。
栽培経過に進展がありましたら随時記事を更新していく予定です。