スパイス

ターメリック(ウコン)の種類と効能|一日摂取量や副作用など使い方まとめ

カレーの香辛料として欠かせないターメリック(秋ウコン)は、インド原産で暖かい地域で育つ野菜なのですが、我が家(宮城県北部の栗原市)の畑でも毎年育てて収穫しています。

ターメリックは別名キゾメグサと呼ばれることもあるように、染色効果が強いので私はスパイス染めの染料としても使っています。

健康増進効果も期待されているターメリックについて興味のある方も多いと思いますので、本記事ではターメリック(秋ウコン)についてまとめたいと思います。

Mari
Mari
私は元看護師ということもあり、ターメリックの健康増進効果については安易に適当な事は言えないので、元医薬マーケターの夫にも相談しつつ文献を読んで現在わかっていることについてのみ言及しますね!

ターメリックとはどんなスパイス?

ターメリック

・和名:ウコン
・英名:turmeric
・学名:Curcuma longa
・階級:ショウガ科ウコン属
・原産:インド
・栽培可能エリア:宮城県北部以南
・形態:球根。高さ1mほどの大きな葉を伸ばす
・特徴:寒さに弱い、プランターや鉢でも生育が可能

ターメリックはウコンの根を乾燥させて粉末状にしたものです。

和名をウコンとしていますがウコンには種類がいくつかあり、中でもターメリックの元になるのが「秋ウコン」と呼ばれる種類です。

ウコンの種類

ウコンの種類は「秋ウコン」「春ウコン」「白ウコン」「紫ウコン」と大きく分けて4種類あります。

ウコンの種類

秋ウコン:一般的な食用のウコンで、ターメリックはこれ
春ウコン:苦くて生薬に使われる種類。別名「キョウオウ
白ウコン:見た目はショウガに近い。別名「ハナショウガ
紫ウコン:断面が紫色。寒さにとても弱い。別名「ガジュツ

いずれも「ウコン」と名前が付きますが、同族別種で全て別々の植物です。

ターメリックの元になるのは「秋ウコン」で白い花を咲かせる種類です。

白ウコンと紫ウコンはターメリックに含まれる「クルクミン」という成分はほとんど含まれておらず、その他の精油成分が豊富です。

名前はウコンでも全くの別物として認識しておくようにしましょう。

ウコンの花はキレイって知ってました?

ウコン

ウコンを語る時にほとんどの人が可食部である球根部分に注目しますが、実は花も綺麗で見ごたえがあるんです。

ウコンの花は1か月以上咲くので、観葉植物として鉢植えで栽培することも可能で、食べるだけではなく花も楽しめるというのが良い点です。

花言葉は「乙女の香り」「あなたの姿に酔いしれる

自宅の畑で育てているウコンを収穫する際に、土から掘り出す瞬間にものすごく爽やかな香りがします。

生のウコンは柑橘系のようなスッキリとした甘い香りがするので、この「乙女の香り」という花言葉も頷けます。

ターメリックの効果と副作用

ウコン

ターメリックに含まれる成分に様々な健康増進効果が期待されていますが、実際のところはまだよくわかっていないことも多いのが現状です。

中でも「クルクミン」というポリフェノール類の成分には認知症対策などの様々な効果が期待されていますが、2017年の論文で「クルクミンに対する研究結果が想定していたほど良いものではなさそう」という内容が発表されたため、「ウコンは効果がない」と誤って捉えた人がいてちょっとした騒ぎになりました。

Mari
Mari
「期待していたほどクルクミンが認知症対策に効果が無さそう」という結果は、「ウコンの効果がない」ことと等しくないのですが、論文の見方は難しいですね

また、一般的には肝機能の増進効果があると言われていて、飲酒の前に飲むと二日酔いになり難いとしてサプリメントやウコンを使った飲料が販売されていることはよく知られています。

ただし、日本医師会のHPを見ると下記のような注意点が記載されています。

  • 通常、食事中に含まれる量の摂取であれば、おそらく安全と思われますが、過剰摂取や長期摂取では消化管障害を起こすことがあります。
  • アキウコンは胃潰瘍、胃酸過多、胆道閉鎖症の人には禁忌とされます。
  • 胆石の人は医師に相談してください。
  • 歴史的な食品として摂取する程度の量から、今日のように健康食品として濃度の高いものを、多量に長期連用する場合の量では、健康被害の出現の度合いが違ってくる可能性があります。また、健康被害の原因は学名の異なるものを摂取した場合やサプリメント製造元の品質管理の悪さによるとの指摘もあります。

日本医師会HP – ウコンについて

実際にウコンの過剰摂取が原因と疑われる肝機能障害の例が報告されていて、特に肝臓に問題のある人は鉄分が肝臓に蓄積されやすく、鉄を過剰に含むことがあるウコンの接種によってダメージを受けてしまう可能性が指摘されています。

また、自己免疫性疾患がある方はウコンに対するアレルギー反応によって、ウコンは異物であると認識されて攻撃を受けてしまう事もあると言われています。

ウコンの一日許容摂取量は?

ウコンの一日許容摂取量に関しては、国が定めたガイドラインは現在ありませんが、ウコンの色素成分であるクルクミンの一日許容摂取量はJECFA(FAO/WHO合同食品添加物専門家会議)において、体重1㎏あたり3mgと定められています。

Mari
Mari
体重が40kgの方であれば、120mgが一日許容摂取量になります

この一日許容摂取量(1Kgあたり3mgという量)は、死ぬまで毎日摂取しても健康に害を及ぼさない量です。

不定期にウコンを摂取する方であれば、クルクミンの量が一時的にこの許容摂取量を超えても特に問題はありませんが、毎日のように摂取している方はこの上限を超えないようにした方が良いでしょう。

まとめ

本記事ではウコンの種類や花言葉など、あまり知られていない側面についてご紹介しました。

ウコンについては、食材として摂取する際には健康増進効果の期待や過剰摂取による肝障害など、良い側面と悪い側面があることが分かってきています。

しかし、それ以外にも花がキレイな事、素敵な花言葉があること、実は種類がいくつかあって普段私たちが栄養サプリメントとして見かけるのは秋ウコンという種類であることなどが分かっていただけたと思います。

我が家では毎年ウコンを育てていますが、栽培方法もさほど難しくないというのもあまり知られていないのではないでしょうか。

ウコンは食材以外にもいろいろな使い方があるので、今後も別の形でご紹介していきたいと思います。

楽しみにしていてくださいね!