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ひらつか農園の栽培記録

珍しいトマトの品種(ブラックチェリートマト&インディゴローズトマト)の栽培記録

トマトの苗

こんにちは、マリです!

このサイトでは主にスパイスについての記事が多いですが、スパイス以外にも海外の珍しい作物などの栽培も少しずつ始めたので、栽培経過と育て方を紹介していきたいと思います。

スパイスの種子を購入している「青空マルシェ」さんでは、スパイス以外にも珍しい作物の種子を取り扱っていて、その中でも我が家での消費量の多い「トマト」の中から珍しい品種を見つけました。

本記事では、「ブラックチェリートマト」と「インディゴローズトマト」の2品種について、栽培工程の記録を兼ねて経過をご紹介したいと思います。

青空マルシェさんより「ブラックチェリートマト」と「インディゴローズトマト」の種を購入

ブラックチェリートマト
我が家は自給的農家ですので、毎年ミニトマトや普通のトマトの他に、アイコなど数品種栽培していますが、そのほとんどが「苗」を購入してからの栽培で種からは育てていません。

祖母が若い頃にはトマトの種から苗を育てて売っていたことがあるそうで話を聞くと、種から芽を出させるのは難しいと教わりました。果たして無事に発芽させることができるでしょうか?

トマトの種をまくための種まき倍土作り【2019/4/17】

種からトマトを育てるときは、温度管理がなかなか難しいのでポットに種まき倍土を入れて発芽まで管理します。

まずはそのための種まき倍土作りから。

3号ポットに培養土と畑の土を6:4で混ぜたものを入れました。

畑の土は、普段トマトを育てている場所から持ってきたので既に堆肥などが加えられているため、この土に追加で何か加えるようなことは特にしていません。

トマト栽培3号ポット

インディゴローズトマトとブラックチェリートマトの2品種用にトレイを分けてポットを用意しました。

種は播種前日に水に浸けておく

トマトの種
ポットを準備し、種をまく日を決めたら前日に種子を水に浸けておきます。

吸水させることによって発芽しやすくさせるためですが、この工程をしなければ発芽しないかといえば必ずしもそうではないので、念のために工程に加えていますが必須ではありません。

ポットに種をまく【2019/4/18】

天気のいい日を選んでポットに2粒づつ種を植えました。

指先で1㎝ほどの穴をあけ、種をまいて軽く土をかぶせます。

水で濡らしているので、種が手にくっついてうまく土に植えられないのでピンセットと竹串を使って植えました。

今回はインディゴローズトマト20粒、ブラックチェリートマト20粒買ったので計20個ポットが出来ました。

トマトを植えるインディゴローズトマト

トマトを種から発芽させる難しさは温度管理なのですが、具体的に言うと「発芽温度が高い」というのが一番のポイント。

私の住む宮城県では種から育てて5月~6月初旬の定植を目指す場合、種をまく時期に発芽に十分な気温が得られないことが多いので、簡易ビニール温室のような場所を畑の一角に設けてあるので、そこにトレーごと置くことにしました。

祖母と父親がかぼちゃやトウモロコシの種を管理している場所に混ぜてもらっています。

畑農業
ここなら日中太陽が出ている時間帯はかなり高温になるので、まだまだ肌寒いこの時期の東北でもトマトの発芽は期待できそうです。

ブラックチェリートマトとインディゴローズトマト共に発芽【2019/5/5】

トマト苗
播種から約2週間かかりましたが、ブラックチェリートマトとインディゴローズトマトともに発芽させることに成功しました。

先に芽が出たのがブラックチェリートマトで、翌日5/6日にインディゴローズトマトが発芽しました。

発芽までの間の最高気温は平均20℃位で天気のいい日が比較的多かったのですが、まだ夜間と早朝は肌寒いので時間がかかってしまったのかもしれませんね。

水やりはポットの表面に水が溜まるくらいしっかりと、ほぼ毎日土の表面が乾かないように与えていました。

地植えに適したサイズまで成長したので移植【2019/5/28】

地植え
インディゴローズトマトとブラックチェリートマト共に発芽確認から3週間ちょっと経過して、ようやく畑に地植えすることができるくらいの大きさにまで生長してきました。

写真の苗木たちはまだ花が咲いていませんが、他のポットには一番花が咲いたものがいくつかあったので植え付け適期と判断して植えました。

畑に畝(うね)を作る

畝づくり
苗木の植え付けの前に、祖母と一緒に畝づくり。

そばを通りがかった父からは「へっぴり腰だぞ!もっと腰を落として!」とヤジのようなアドバイスをもらいましたが、これが難しい。

農家歴70年以上の祖母は同じ道具を使ってスイスイと畝を作っていくのに、なかなかどうしてうまくできません。

どうにか畝を4本作っていよいよ植え付けの準備が整いました。

トマトの苗木を植え浸ける時のポイント

ポイント①:トマトの苗木はニラと一緒に植えよう!

トマトの苗木を植えるときは根の付いたニラを一緒に植えよう!

トマトとニラ
トマトのコンパニオンプランツとして「ニラ」を一緒に植えると良いので、畑からニラを引き抜いてきました。

トマトのみを植えると土壌内の特定の病原菌が増えるのですが、ニラの根に付着する菌が拮抗的な役割を果たすのでトマトが病気になり難くなるというメリットがあるんですね。

家庭菜園の本などによく書いてある方法なんですが、丁度畑にニラがあったので実行!丈夫に育っておくれ~!

ポイント②:植え付け前の水やりは1度だけ!根を水に沈めてから植え付ける

トマトの苗木と共に、水をはったバケツを一つ用意してポットから外した苗木の根の部分をドボンと水に浸けてから植え付けます。

そうすることで植え付け後の水やりをする手間が省けるとともに、植え付け後は土壌内の水分で成長してくれるので、余程の真夏の日照りの時以外は水やりをする必要はありません。

我が家の畑は粘土質なので、あとから水やりをするよりもこっちの方が効果的だったんですね。

インディゴローズトマトが黒く色づいてきた!【2019/7/10】

インディゴローズトマト
植え付けから一か月ほど経過し、インディゴローズトマトが黒く色づいてきました。

実を触ってみるもまだまだ硬く、ガクが反り返ってはいるものの収穫まではもうしばらくかかりそうな気がします。

苗木がある程度の高さになったら支柱を立てる!【2019/7/13】

トマトは植え付け後比較的すぐに支柱を立てた方が良かったのですが、ぼんやりしていたら結構背丈が大きくなってしまっていて、とある大雨の日に何本かの苗木が倒されてしまっていました。

大雨で倒れたトマト
私がトマトを植えた辺りは特に粘土質なので、大雨が降ると滝のように筋ができて水が流れ、運悪くトマトの畝を直撃してしまいました。

慌てて支柱を納屋に取りに行って息子と一緒に作業開始。

トマトの支柱
息子が支柱を立て、私が地面に深く刺して、夫が藁紐を結ぶという流れで作業を行いました。

トマトの支柱
トマトの主幹は生長するにつれてかなり太くなるので、支柱と結ぶひもは余裕を持たせて縛る必要があります。

インディゴローズトマト初収穫!【2019/8/7】

インディゴローズトマト
発芽から約3ヶ月で、念願の初収穫となりました!

収穫できたのはインディゴローズトマトの方で、ブラックチェリートマトはもうしばらくかかりそう。

インディゴローズトマト
早速切ってみると、中は普通のトマトのように赤いのですが、食感が桃のようなちょっとボケた(?)ような感じで、みずみずしいというよりはモサっとした感じがありました。

味もトマトというよりはフルーツとの中間のようで、トマトっぽい香りも薄い気がします。

なにはともあれ何とか初収穫までこぎつけることができ一安心。

まとめ

トマトの栽培記録は随時追記する形で更新していく予定です。

更新情報などはtwitterやInstagramなどでもお知らせするつもりでいますので、是非フォローしてくださいね!

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