こんにちは、ひらつかスパイス農園のまりです。
毎年、5月になると庭の八重桜が見事に花を咲かせてくれます。
きれいだなあと見とれているのですが、花が開ききる前に一仕事!
桜の塩漬けを作るために花を拝借します。あっという間に散ってしまう桜なので毎年時期を逃さないように必死です。笑
Contents
桜の塩漬けの作り方
材料
材料 | 分量 |
八重桜 | 500ℊ |
梅酢 | 100ml |
塩 | 100ℊ |
作り方
①桜の花柄、苞、鱗片などを取る
②桜を洗い、水気を取る
③桜と塩を交互に漬け込み、最後に梅酢をかけ入れる
④重石をして2週間漬け込み、上下を入れ替えてまた2週間漬ける
教えていただいたレシピは八重桜5キロ、塩1キロ、梅酢1キロ(L)でした。
こんなに大量には作れないので、同じ割合で作りやすい量で作っています。
保存方法
塩をまぶして瓶詰めやジップロックに入れて、冷蔵庫や冷凍庫に保存する
綺麗なピンク色を保つコツ
この作り方は私の母親が地元で桜の塩漬けを作ってお店に卸している方のワークショップで習った方法を参考にしています。
この作り方を教えてもらう前はネットで見たレシピで作っていたそうなのですが、こんなに鮮やかなピンク色にはなりませんでした。
ポイントは梅酢を使うことです。梅酢を使うようになってから綺麗なピンク色の塩漬けが出来るようになりました。
梅酢を使うと鮮やかなピンク色が保てます🌸
2年前の桜の塩漬けを冷凍していたものです⇩
きれいなピンク色のままですね!
田舎のスーパーでは梅酢売ってないのでネットで買いました。滅多に使わない調味料が増えるの嫌だなと思いましたが、梅の香りがとても良くて、桜の塩漬け以外にもドレッシングなどによく使っていますよ。
梅酢は白と赤がありましたが、どちらでも良いです。私はお値段が安かった白にしました。笑
桜の塩漬けを使ったお勧めレシピ
カルダモンと桜のチーズケーキ
毎年3月の祖母の誕生日に合わせて毎年焼いているチーズケーキ。インドのシュリカンドというヨーグルトのデザートをイメージして作っています。
桜の塩気がチーズとよく合ってとってもおいしい一押しレシピ。以前ママ友の集まりに持って行ったら大好評でした!
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桜と甘酒とフェンネルのスコーン
外はカリッと中はふんわり。桜の塩漬けで甘じょっぱいスコーンです。
結構適当に作ってもさっくりと割れてくれるので重宝しているレシピです。
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桜餅
葉っぱまで食べられる「関西風(道明寺)スパイス桜餅」。桜餅にちょこんと乗せるととっても可愛いです♪春らしさが一気にアップします。
食べるときは、上に乗せた桜の塩漬けを茶碗に入れて湯を注ぎ、桜餅と一緒に桜茶として飲んでもいいですね。
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桜の塩漬けクッキー
ポリ袋で簡単に作れるクッキーに乗せました。まるで桜のお花のような可愛らしいクッキーです。
桜の塩漬けがいい塩梅で外はサクッサク中はしっとり。止まらぬおいしさです。
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クッキー生地はポリ袋で簡単に作れるお菓子レシピを考案している稲田 多佳子さんのレシピを参考に作りました。多佳子さんのインスタにレシピが載ってますよ~。本当にポリ袋一個でこんなにおいしいクッキーが焼けて感動しました。
酒粕とカルダモンのチーズケーキ
発酵マイスターの榎本美沙さんの酒粕チーズケーキの作り方を参考にいつも作る桜とカルダモンのチーズケーキに酒粕を入れて作りました。
酒粕のいい香りとしっとりとした感じ。大人のチーズケーキに仕上がりました。
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プルプル桜杏仁
ブログでホマレ姉さんの桜杏仁のレシピをみて、すぐに作った桜杏仁。
とても簡単に作れるのに、簡単に作ったとは思えない見栄えと味!さすがホマレ姉さん!
家族にも大好評でこれは絶対毎年作りたい!
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桜とシナモンの琥珀糖
桜の塩漬けとシナモンを使って琥珀糖を作りました。
①寒天4gとお水200ml、シナモンスティック一本入れて火にかけ、寒天をよく溶かす。
②その後グラニュー糖300g入れて、お砂糖が溶けたら塩抜きした桜塩漬けを入れてトロみがつくまで煮詰める。
③シナモンスティックを取り出しすりこ木で白っぽくなるまでかき混ぜる。
④バットに流してしっかり固まったら形を作る。
本当は透明な琥珀糖の中に一輪挿しみたいに桜塩漬けを浮かべたものを作りたかったのだけど、桜塩漬けを入れたら泡のように細かい気泡がたくさん出て取り切れず。
うわー、失敗…と思いましたが急遽、すり琥珀に変更。すりこぎで白っぽくなるまでかき混ぜました。
その間に桜塩漬けは粉々になり、全体が桜のようなピンク色に。このピンク色、すべて八重桜の塩漬けの色です。
食べると、外はジャリッとして中はゼリーのように柔らかい。
そして、味は『桜餅』です。
以前、ブログでの書きましたが桜の葉は塩漬けすると、シナモンの香り成分である「クマリン」を出すようになります。なので、シナモン入れるとまるで桜餅のような香りがするんです。
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桜とシナモンの琥珀糖
今回は桜の塩漬けは混ぜないで、最後に上に乗せて、その上から琥珀糖の液体で軽く覆いました。
桜の一輪挿しみたいな琥珀糖を作りたかったので、イメージに近い仕上がり。
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桜とカルダモンのシュリカンド
スパイス屋さん @n.harvest で働いていたときによく作ったインドの副菜、シュリカンド。
豆乳水切りヨーグルトにドライフルーツとスパイスをまぜて、カレーの付け合せとして料理教室などでよくお出ししていたメニューです。
特にパキスタン産のドライアプリコットを入りのシュリカンドが大好きでした。
水切りヨーグルトに塩抜きした桜の塩漬けと、カルダモンパウダー、お砂糖少々混ぜてシュリカンドを作り、カリッと焼いたトーストに乗せ、蜂蜜垂らしてアクセントとしてピスタチオを散らしました。
桜とカルダモンの香り、甘じょっぱい感じとピスタチオのアクセントが◎
本当はクリームチーズに桜の塩漬けを混ぜてバケットとか、クラッカーに乗せようと思っていたのですが、クリチなかったのでシュリカンドに変更しました。
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まとめ
桜の塩漬けの作り方と活用方法をご紹介しました。
桜の時期はとても短いですが、桜の塩漬けにすれば一年中桜が楽しめます♪
作り方もとても簡単なので、八重桜が手に入ったらぜひ試してみてくださいね。
我が家は毎年作っているので、冷凍庫に一昨年の桜の塩漬けがまだ残っていますが消費するための奥の手があります♪
もし大量に作り過ぎてしまった場合の一番のおすすめは「桜塩」を作ること♪
上の記事で料理に大活躍の桜塩の作り方を解説しているので、そちらも是非あわせてご覧くださいね!