中東のソウルフードのファラフェルってご存知ですか?
ファラフェルとは「ひよこ豆のコロッケ」なのですが、中東ではピタパンに挟んでファラフェルサンドにする屋台がどこにでもありました。
今回は宮城名物のずんだからヒントを得て枝豆ファラフェルを作ったのですが、オリジナルのひよこ豆のコロッケよりもおいしいのでは?と思うほどでしたよ。
本記事では、ちょっと工夫するだけで中東の雰囲気を感じることができるファラフェルを、日本でも手に入れやすい枝豆で作ったレシピをご紹介します。
Contents
エジプトで出会って虜になったファラフェルサンド
中東では豆料理をよく食べる文化があります。
”豆のコロッケ”でもあるファラフェルは中東ではとてもポピュラーな食べ物です。
初めてエジプトに行った時ファラフェルを知りそれから大好きになりました。その後旅した、シリアもヨルダンでもよく食べた思い出があります。
東京に住んでいた時は自転車で5分ほどの場所に「キングファラフェル」というお店があってよく行っていましたし、代々木上原にある「うちむら」というエジプト料理屋さんでもよく食べていました。(※上記のお店については各自でググってくださいね♪)
シリアのハマで立ち寄ったファラフェル屋さん。
ピタパンにファラフェルと好きな野菜などを乗せソースをかけてラップサンドのような状態でくれます。日本のサブウェイみたいな感じでしょうか。
ピタパンの作り方については、下記の記事で詳しくご紹介していますので、このファラフェルの記事と合わせてお読みいただければ、美味しいファラフェルサンドが作れちゃいますよ!
ピタパンと枝豆ファラフェルを使ったファラフェルサンドはこんな感じです。
是非枝豆ファラフェルの作り方と一緒にピタパンの作り方も覚えてみてください。
私の出身「宮城」と「中東」のコラボレーション
ファラフェルは本来「ひよこ豆」を原料に使ったコロッケなのですが、日本ではあまりなじみのない食材です。
私が紹介するレシピ自体、アフリカや中東などのスパイスを使ったあまりなじみのない料理なのですが、食材が手に入りにくいものばかりだとせっかくご紹介しても作りづらいので、できるだけ代替食材をご紹介するようにしています。
今回のレシピでひよこ豆の代わりに「えだまめ」を選んだ理由は、私の住む宮城県には「ずんだ」という料理があります。
今では有名になったのでご存知の方も多いと思いますが、枝豆を細かく潰したものに砂糖を混ぜて甘くしお餅に絡めて食べる伝統料理です。
私は小さい頃からこのずんだが大好きでよく食べていたので、家の祖母が育ててくれた枝豆を豊富に使って作りました。
ひよこ豆を使ったファラフェルも自宅で作ったことがありますが、個人的には枝豆で作った方が美味しかったという事もあり、今回は枝豆のファラフェルの作り方をご紹介することにしました。
枝豆ファラフェルの作り方
材料
材料 | 分量 |
枝豆(茹でて殻を取り除いたもの) | 300g |
クミンシード | 小さじ2 |
にんにく | 2かけすりおろし |
玉ねぎ | 半分 |
塩 | 小さじ1 |
(コリアンダーパウダー) | 小さじ2 |
(刻みパセリ) | 大1と1/2 |
揚げ油 | 適量 |
作り方
1.フードプロセッサーでにんにく、玉ねぎ、茹でた枝豆を全て細かくする。丸めるので、かなり細かくする必要がある
2.工程1で作ったペーストに、クミンシード、塩、(あれば「刻みパセリ」「コリアンダーパウダー」)を入れよく混ぜ、一時間ほど冷蔵庫で休ませる
3.寝かせたペーストを直径2.5cmくらいの大きさのボール状に丸める。崩れないように掌でギュッと力を入れながら丸める。
4.揚げ油が180度くらいになったら、きつね色になるまで揚げる。
・フードプロセッサーでかなり細かくしないとうまく丸めることが出来ないので、おからくらい細かくします。
・塩と玉ねぎを入れると水分が出てまとまりやすくなりますが、まとまらないときは少し水を足しても大丈夫です。
スパイスはシンプルにクミンシードのみ入れてもいいですが、もしあればコリアンダーパウダーを入れるとより味がまとまります。本場のレシピでは、クミンとコリアンダーが必ずと言っていいほど一緒に使われています。
ゴマを入れたり色々とアレンジ出来ますし、シンプルなレシピで味を確かめたら自分の好みのスパイスを入れるのも楽しいですよ!
★私のInstagramでは当レシピの簡易バージョンをスライド形式で紹介しています★
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ファラフェルに合うソースの作り方
1.タヒニソース
タヒニソースは「練りごま」を使ったソースで、ファラフェルを食べるときに添えられていることが多いソースです。
カルディなどの輸入食材店やAmazonなどでも販売されているので、市販のものを購入してもいいですがとても簡単なのでご自身で作ることもできます。
詳しいレシピは下記をご覧ください。
2.ヨーグルトソース
中東でよく使われるソースのひとつに「ヨーグルト」「キュウリ」「ニンニク」「塩」を使った物があります。
脂っこい料理やスパイスをたっぷり使った料理に、プレーンヨーグルトとキュウリの爽やかさでサッパリと食べることができるので、このファラフェルへの相性も抜群です。
詳しいレシピは、下記の「マクルベ」という中東風炊き込みご飯のレシピの中で、材料と手順を解説していますので、そちらをご参照ください。
まとめ
枝豆ファラフェルは、そのまま食べてもいいですし、野菜と一緒にピタパンに挟んでも最高においしいです。
また、多く作った場合は冷凍保存が出来ますので、タッパーにふんわりとラップをしてそのまま冷凍しましょう。食べるときは自然解凍がおすすめです。
中身が鮮やかな緑色なのも食欲をそそりますし、ご家庭で簡単に作れる中東料理のひとつなので是非試してみてくださいね!
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