こんにちは、ひらつかスパイス農園のまりです。
スパイスカレーの本ってたくさんありますよね。特にこれからスパイスカレーに挑戦しようと考えている方は最初に何の本を手に取るか迷ってしまうのではないでしょうか。
今回ご紹介する本は、そんなスパイスカレー初心者にお勧めの本です。
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Contents
印度カリー子さん著 私でもスパイスカレー作れました!
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印度カリー子さんのこの本はこれからスパイスを買って、スパイスカレー作りを始めたいと思っている初心者の方にお勧めしたい本です。
私はある程度スパイスカレーを作るようになってから印度カリー子さんの存在を知り、この本を買ったのですが、まるっきりの初心者でなくとも発見することが多々あり面白く読むことが出来ました。
いままで何冊もスパイスカレーの本を読んできましたが、これが一番分かりやすい!断言できます!これ以上分かりやすいスパイスカレーの本はこの先も出てこないんじゃないかしら。
よくぞここまで『難しそう…』とイメージされることが多いスパイスカレーを分かりやすくまとめたなあと読みながら感心しっぱなしでした。
お勧めポイント
漫画形式で書いてあるので分かりやすい
この本はマンガ形式で書かれています。普段本を読まない人にとってもマンガってありがたいですよね。
イラストレーターのこいしゆうかさんという方が描いているのですが、ものすごく分かりやすい。
以前にこいしゆうかさん著の『カメラ始めます』という本を購入したことがあるのですが、一眼レフの難しい箇所をすべて分かりやすくマンガにしていて、一眼レフを使うようになったばかりだった私はこの本でカメラの勉強をしました。
なので買う前から、こいしゆうかさんのマンガでスパイスカレーのことが描かれているなんて分かりやすいに違いない!という確信があり、その予想は見事的中しました。
使うスパイスはターメリック、クミン、コリアンダーの3つ
まずは買うスパイスはターメリック、クミン、コリアンダーこの3つでOK!と書かれており、それなら揃えられるかも!と思わせてくれます。
確かに最低限この3つさえあれば、スパイスカレーが出来るのです。しかし、他の初心者向けのレシピ本も何冊か読みましたが、潔く3つだけと明記されているのは他になかったように思います。
スパイスカレーを作ろうと思った時、必ず買わなくてはいけないものがスパイスなんですけど、たった3つ、しかもスーパーで売っている種類のものと言われれば敷居がグンと低くなりますよね。
残念ながら私の住んでいる田舎のスーパーではコリアンダーパウダーが売っていませんでした。そんな時はネットで3種類まとめてあるものを購入するのもお勧めです。
玉ねぎの炒め時間は10分!
色々と話題となることが多い、「玉ねぎをあめ色になるまで炒める!」という点について印度カリー子さんは焦げてもいいので強火で10分!と説明しています。
以前、スパイス屋で働いていた時にお昼の賄でスパイスカレーを作ることが多かったのですが、何が時間がかかるって、玉ねぎをあめ色に炒める工程なんですよね。
賄を作る時間は限られているので、前日の夜に玉ねぎをあめ色になるまでじっくりと炒めてそれをサランラップに包んで持って行っていました。
玉ねぎをあめ色になるまで炒めるなんてめんどくさいなあと思っている人も、たった10分、焦げてもいいと言われるとそうなの?作ってみようかな?となりますよね。
この方法で作ると短時間で出来る上に、玉ねぎの甘みとコクが出てスパイスと塩だけで作ったスパイスカレーでも物足りなさを感じません。
カレーによってはあめ色まで炒めないレシピもありますし、長ネギを使ったりもするのですが、最初は印度カリー子さんの方法が時短で美味しくできるのでお勧めです。
スパイスカレーのルールがあって、スパイスカレーを自分でアレンジできる
一般的なレシピ本とは異なり、スパイスカレーを作る上での大元となるルール、方程式のようなものを説明してくれているので、それさえ守れば誰でも何の食材でもスパイスカレーを作れるようになります。
「これだけ覚える基本の5ステップ」というのが絵で分かりやすくまとめられていて、このページさえ見れば作る手順はOKです。
カレーのルールもかわいいイラストの図で表されていて、自分の好みのカレーを無限の組み合わせを頼しめます。
印度カリー子さんのレシピ本を参考に実際に作ってみたスパイスカレー
主役になる材料は全て残り物や大量採れた野菜など家にあった食材です。
サバカレー
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ダイエット中におすすめと載っていたサバカレーを作りました。
サバカレー、本当に美味しいのかなとちょっとドキドキしながら食べましたが、美味しかったです。相方はおかわりしてました。
本当に何でもスパイスカレーの材料になるのだなと実感した一品です。
カボチャと鳥ひき肉のココナッツスパイスカレー
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本に載っていたカボチャのスパイスカレーのレシピで、主役にする食材は多くても2つまでに絞りましょうというルールを守り、鶏ひき肉を足して作りました。
最後にシナモンパウダーを振りかけて、子どもや女性が好きそうな甘めで濃厚なカレーに仕上げました。
バターチキンカレー
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誰もが好きであろう、バターチキンカレー。私が働いていたスパイス屋ではオーガニック食材にこだわったベジカレーを作ることがほとんどだったので、実は王道のバターチキンカレー作ったことがありませんでした。
バターを使ったり、仕上げにカスリメティを使ったりしますが、作り方は基本的に他のカレーと同じなのに、お店級のバターチキンカレーが出来て嬉しかったです。
アルゴビカレー
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某テレビ番組で印度カリー子さんが作ってて、ちょうど立派な頂きもののカリフラワーがあったので作ったのですが、今までのベジカレーの中でもダントツで美味しかったです。
カリフラワーのいちばん美味しい食べ方はカレーかもしれないと思わされた一品です。
ちなみに付け合わせとして、じゃがいものサブジというインドの副菜を作ったのですが、このスパイスを使った副菜、簡単でスパイスカレーにとても合うのでお勧めです。
小松菜とさつま揚げのカレー
本の中で、あつあげ、なめこなど一見カレーに合わなそうな食材を使ってスパイスカレーを作っていので試してみたくて畑で採れた小松菜と残っていたさつま揚げをスパイスカレーにしました。
スパイスカレー本当に何でも、スパイスカレーになる、と感心した一品です。
まとめ
以前友だちに「スパイスを使ったカレー作ったんだけど、美味しくないんだよね、今度作り方教えて~」と相談されたことがありました。
よく作っていたひよこ豆のカレーの作り方を基に部分的に教えることはできたのですが、その友だちがその後自分でスパイスカレーを作りたいと思うようにまでなったかは自信がありませんでした。
その当時、この本は出版される前だったのですが、もしこの本が存在していたら真っ先に「私でもスパイスカレー作れました!」を勧めると思います。
まずはこの一冊で気軽にスパイスカレーを始めてみませんか?作ってみると、家にある食材をどんどんスパイスカレーにしたくなってしまうこと間違いなしです。
皆さんもぜひ一緒にスパイスカレーライフを楽しみましょうね♪
もし、この本で物足りなくなった方には、次のステップとしてこちらの本も面白いですよ。