こんにちは、ひらつかスパイス農園のまりです。
未だかつてこれほどテンションの上がったレシピ本があったでしょうか??ってくらい素晴らしいアラブ料理のレシピ本に出合ったので、レビューを書きました。
スパイス料理と言って一番に思い浮かぶのはインドのスパイスカレーかと思います。
私もスパイスカレーは大好きですが、それ以上に好きかもしれないのはアラブ料理(中東料理)なんです。
旅先にアラブや中東諸国を選ぶことが多く、そこで食べた料理に魅了されました。
ただ、インド料理と比べてレシピ本はかなり少ない…というかちゃんとしたレシピ本は私が見つけたらなかっただけかもしれませんが、お目にかかったことががありませんでした。
今回のこの『はじめてのアラブごはん』を開いた時のこれこれー!!という感動。
エジプト、シリア料理、スパイス料理が好きな方にぜひお勧めしたい一冊です!
Contents
『はじめてのアラブごはん』ってどんな本なの?
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トルコ料理の本は見かけたことがあるけれど、この本はエジプト、シリアを中心とするアラブや中東諸国に特化した感じのレシピ本です。
この本の著者、小松あきさんのプロフィールを見た時にエジプトに滞在し、シリアの首都ダマスカスの菓子工房で菓子作りを学んだと書いてあった時、間違いない!!と確信しました。
その確認は見事的中。
エジプトで食べて以来、もう一度食べたいと思っていたトマトと卵の料理『シャクシューカ』やエジプトの国民食『コシャリ』の本場のレシピも載っていました!
表紙に載っていたマクルーバ(マクルベ)は大好きな料理で私も良く作りますが、レシピが若干違うので作ってみるのが楽しみです。マクルベをこうやってちゃんとしたレシピ本でみるのは初めてです。
今まで口伝えや友だちに聞いたり、ぼんやりとした記憶を頼りに作っていた料理のレシピが盛りだくさん。
まさに求めていた本で、抱きしめたいくらいです!
アラブごはんがお勧めなポイント
使う食材が身近
エジプトやシリアに行った事があるので、懐かしさもあってアラブご飯が大好きなのですが、もちろんそれだけではありません。
意外と使われている食材が身近なものが多いんです。
もちろん、中には特殊な食材を使う料理もありますが、アラブ諸国は暑い気候のためか夏野菜を使う料理がたくさんあります。
以前、インドネシア料理のレシピ本を見た時は、意外と知らない食材が多いなと感じましたが、アラブごはんはそんな印象はありせんでした。
スパイスを使ったり、調理法を変えるだけで、普段の食材を使いつつアラブごはんを楽しめるのは気軽でいい点かと思います。
スパイス料理だけど辛くない
もちろん、スパイスを使うのですが、エジプトやシリアを旅していた時に辛い料理に出合ったことがありませんでした。
レシピ本を見ても、やはり辛味スパイスはほとんど使われていません。
スパイス料理は辛い料理ではないというのは、もう浸透してきているとは思いますが、辛いのが苦手な方でも安心して挑戦できます。
スパイス使いもシンプルなものが多く、チャレンジしやすいと思います。
実際に作ったアラブ料理
白ゴマのクッキー
この本が手元に届いて、何か作りたくなって一番最初に作ったのがこの白ゴマのクッキーです。
白ゴマは袋から直で食べるくらい大好きな食材。
もう、すごく好みのクッキーでした。数日大切に食べましたが、缶に入れて置いたらずっとザクザク香ばしく最高でした。
『はじめてのアラブごはん』これは求めていた本だー♡
さっそく白ゴマクッキー作りました。胡麻、袋から直接ガーッと食べちゃうくらい好きだから、これもほんと美味しい。翌日もザクザク🍪 シリアのアレッポのお店で貰って、デザイン好き過ぎて、ずっと大切にしまっておいた袋に入れてみた。 pic.twitter.com/AOmppD9Gxz— mari miura (@hiratsukaspice) July 15, 2022
なすのにんにくビネガーマリネ
翌日に作ったなすのにんにくビネガーマリネ。
ちょうど畑で採れたナスとにんにくがあったので。
なすに詰める詰め物、レシピではピーマンだったけどなかったのでパプリカで代用。
コリアンダーパウダーも最近お気に入りスパイスのクミンシードで代用し、酢は梅シロップに変更しました。
中に詰めるこのサラダをこのまま食べても美味しい!
他にも焼きなすのサラダや揚げなすとひき肉の煮込みなどナスを使った料理が多いのも嬉しい。
エジプト風モロヘイヤスープ
たまに作るモロヘイヤスープ。
このレシピ本を見て、また作りたくなって畑のモロヘイヤを摘んできて作りました。
作り方は私のやり方を混ぜながらアレンジしましたが、材料はほぼこの本に記載されていた通りにしました。
スルスルとこれならいくらでもモロヘイヤが食べられます。
旅の思い出とご飯
本の最後のページには現地での食生活や習慣が書いてあって、すごく懐かしくなりました。
旅をしていた時の匂いやイスラム教のアザーンというお祈りの歌が頭の中に流れてきます。
下のレストランの写真なのですが、シリアのダマスカスに着いた初日に行った思い出の場所です。
中庭にはブドウの葉が蔦っていて、雰囲気満点。もちろんお料理もとても美味しくて、シリアに来たんだなと実感しました。今はどうなっているのでしょうか…。
ぜひもう一度訪れたい場所の一つです。
シリアのアレッポで泊まった宿の近くに合ったファラフェル屋さん。
お兄さんの笑顔が爽やか。サブウェイのように自分で好きな野菜やトッピングを選んでピタパンに挟んでもらいます。
ちなみにこのファラフェル、本場はひよこ豆を使いますが、我が家では畑で収穫される枝豆を使って作りますが色も鮮やかでとっても美味しいです。
まとめ
この本のレシピを見て作ったお料理はまだ三品ですが、作りたい料理がまだまだたくさん。
長い時間かかって楽しめそうなレシピ本です。
特に夏野菜が美味しい時期は毎日のように眺めることになりそう。
アラブご飯は馴染がない方も多いかもしれませんが、意外と作りやすくそして美味しいのでぜひもっと気軽に家庭で作られるようになるといいなと思います。
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