中東料理はスパイスや特殊な食材がポイントのように感じますが、意外と日本にある食材でも「中東感」を出すことは可能です。
特に”ソース”を一工夫することで簡単に中東の味に近づけることができるのですが、なかでもゴマ(胡麻)を使った「タヒニ」というペーストは中東料理には欠かせません。
私がこれまでにご紹介したムタッバルなどにも使いますし、ファラフェルなどの揚げ物にもソースとして使います。
正確に言うとタヒニと練りごまは違うのですが、本記事ではその違いも踏まえて、練りごまを使った中東料理に合う「タヒニソースのレシピ」をご紹介します。
タヒニとは?練りごまと何が違うの?
タヒニも練りごまも原材料は「ゴマ」です。
違いは、
タヒニ :生の胡麻をペーストにしたもの
練りごま:炒り胡麻をペーストにしたもの
という点です。
練り胡麻は、炒り胡麻をペーストにしているので香ばしさがありますが、加熱処理している分、生の胡麻よりも栄養価は劣ると言われています。
一方で、タヒニは大きく分けると「外皮を取り除いた胡麻」と「外皮をつけたままの胡麻」から作られる2種類がありますが、いずれも生の胡麻をペーストにしているので練り胡麻のような香ばしさはありません。
原材料もあっても塩を加えられている程度で、ほぼ胡麻100%で非加熱なので栄養価も高いのが特徴です。
市販のタヒニを購入してもいいですが、一般的なスーパーにはまず取り扱いが無いという事と練り胡麻に比べて高価なのですよね。
まぁ、栄養価が、、とは言っても、胡麻ですので余程ローフードで栄養を取りたいと考えている人でなければ、練り胡麻でも十分代用可能です。
そこで今回は練り胡麻を使ってタヒニソースを作る方法をご紹介します。
タヒニ(tahini)ソースの材料と作り方
材料 | 分量 |
練りごま (or タヒニ) | 大さじ3 |
レモン絞り汁 | 大さじ2 |
塩 | 小さじ1/4 |
ニンニクすりおろし | 1/2片 |
ぬるま湯 | 少々 |
(パプリカパウダー) | 小さじ1/2 |
作り方は簡単で、上記の材料を全て混ぜるだけです。
ぬるま湯以外の材料を混ぜたら、なめらかになるように少量のぬるま湯で溶くとさらっとした液状のソースになります。
スティック野菜のディップとして使うのであれば、ぬるま湯で溶かなくても大丈夫。
練りごまやタヒニには既に塩が加えられているものもありますので、塩を加える場合には注意しましょう。
タヒニ(ゴマのペースト)やタヒニソースが合う料理レシピ
1.ムタッバル
ムタッバルはナスとごまペースト(タヒニ)を使って作る、ディップのような料理です。ピタパンなどに挟んだりして食べることが多く、中東料理でよくパンと一緒に出てくることが多い料理です。
2.ファラフェル
ファラフェルは、ひよこ豆を使ったコロッケで中東や北アフリカなどではとてもポピュラーな料理です。ファラフェルにつけるソースとしてタヒニソースがよく使われています。
当サイトでは、日本でも手に入りやすい「枝豆」を使ったレシピをご紹介していますので、こちらもあわせてご覧ください。
まとめ
ファラフェルなどはそのままでも十分美味しいですが、ひと手間かけてタヒニソースを作ってつけて食べると一気に中東の味になります。
ゴマベースの万能ダレなので、サラダにかけてももちろん美味しいですし和風の料理にも使えるのでおすすめです。
是非ご家庭で練り胡麻やタヒニを使って美味しいソースを作ってみてくださいね。
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